facebook公式ページへ
先輩イクメン、ママの日々
ミズクラゲさん 2014.05.05

“ワケがわからない”は、考える第一歩

気をつけたい、おもしろ話の鉄則

 冗談を言った後に、「なぜ、おもしろいのか」を説明するほど間の抜けたことってありませんよね。席をはずしていた人に「もう1回言って」と頼まれ、しぶしぶリクエストにこたえたところ、「そんな大笑いすることでもない」と言われ、納得のいかない思いをしたことは誰でもあるはず。笑いは、おもしろいことを説明するのではなく、説明しない余白の部分を想像するからおもしろいんじゃないでしょうか。それと、その場の雰囲気やタイミングも大事ですよね。だから、子どもと話していたりテレビを見ていて「なんでおもしろいの?」と聞かれたときは、なぜおもしろいのかを説明するのではなく、イメージがわくように話すようにしているのですが、これがむずかしい! 途中で話がブレてワケがわからなくなることもしばしば。でも、そうなったらそこでまた笑いが生まれるので、結果オーライとしています。

イメージが広がる不思議な絵本

 最近、絵本などを読んでいて思うのは、説明的な内容が多いこと。感動的なお話だと、なぜ、このお話が素晴らしいのかをこと細かに説明していたりします。うちの子どもだけかもしれませんが、そういうお話を読んだ時は、その時はわかったような感じなんですが、後に何も残っていない様子。逆に説明がないと、僕やママに聞いたり、自分でいろいろ仮説を立ててみたりして、そうやって自分で考えたことはずっとおぼているんですよね。だから、子供用の本はもっと自由でワケのわからないものがあってもいいんじゃないか思います。

 『よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし』(及川賢治・竹内繭子:著)は、そんなワケのわからないお話の代表例。 ストーリーは、よしおくんがこぼした牛乳が町にあふれ出て海になり、ミルクフィッシュが泳ぎ、それを釣る船長があらわれ…、と書いたところで何のことだかわからないでしょう。実際、なぜそうなるのかは一切説明されず、ナゾのまま。でも、それがいろいろなことを想像するきっかけとなり、おもしろいんです。うちはずいぶん前に購入したのですが、いまだにときどき本だなから取り出して読んでいます。よしおくんがこぼした牛乳に町がひたったように、子どもと一緒に摩訶不思議な世界にひたってみるのもいいんじゃないでしょうか。

よしおくんが ぎゅうにゅうを こぼしてしまった おはなし(及川賢治・竹内繭子 作・絵 /岩崎書店
http://www.iwasakishoten.co.jp/products/4-265-06977-0.html

ペンネーム「ミズクラゲ」
ライター。平成5年に長女誕生。毎日いろんな出来事があり、ブレっぱなしの育児ながら、全力で楽しみながら奮闘中。

もどる